二学期で一番忙しいのが11月。秋の読書週間の時期で、学校行事も一段落だからでしょうか。ほぼ毎日、名古屋市内の小学校の授業にお邪魔しています。呼んでいただけてとてもうれしいです。本当にありがとうございます。
毎日の公演が生ライブなので、ハプニングもありますが、可愛いお子様たちから生き生きしたオーラを分けていただいて、私たちも若がえっています、ほんとに。
一番うれしい瞬間は、お話の中に私たちも子どもたちも、全員で引き込まれて、「空気が張り詰めて物音ひとつしない時間」が自然に生まれるときです。まるでみんなでお話の世界にワープしたみたいな雰囲気になりますよね。
お話を聞いて涙をながす人がいるときも、この会をやってよかったと思う瞬間です。素敵な作品の言葉の重みを、なんとか心の奥に届けることができたような気がして…どうぞ我慢せずに泣いてくださいね。きっと忘れられない宝物のようなお話になると思います。
絵本は、感情をいれずにたいらに読んでください、という方もいらっしゃいます。読書をするときは私もそうします。というか、ものすごく集中するのでどうしてもそうなっちゃいます。「想像力を働かせる」のにはまっさらな状態がベストですよね。
でも、そういう「真っ白な集中」って大人数だと難しいですよね。
だから「集中」だけに絞ってみました。
たくさんの子どもたちが一緒にお話を聞くとき、どの子にも集中してもらうにはどうしたらいいんだろう。
本の好きな子きらいな子、みんな一緒に絵本の中に入り込んで、リアルに感じる、感情豊かな読書をしてみよう。そう思ってやってみたら、違う形だけれどみんなで集中できる読み聞かせになりました。
そんなわけで、音と絵本のお話会は、その日の子どもたちの空気を感じながら、想像力たっぷりの世界を作っていく生きた朗読を行っています。まだ未体験の先生方はどうぞ、お声掛けください。2011年12月か2012年3月なら、若干空きがございます。
五人のお母さんたちが一つの絵本を心をこめて紹介する、絶妙のチームワークをどうぞご期待ください。
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